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2005年11月20日日曜日

オー・マイ・ガッ!ダブり買いどころか

昨日書いたスヴェトラーノフの「ローマの祭り」の感想。どうもジャケットに見覚えがあるし変だなあと思っていたのですが、何と既に購入済であり、しかもその感想をHPに書いていた盤であったことが判明。

というのも、トップページのメニューバーに「自サイト内検索」機能(ブログ以外の文書も検索)(*)を復活させ、試しに「スヴェトラーノフ」で検索してみたら、2003年3月のエントリが見つかったという次第。やっぱりサイト内検索は便利だなあと思う反面、あまりの我が身の記憶力の無さに腹を立てると同時に、感想の文章が全く変わっていないことにも愕然・・・。この2年半の間に自己に進歩はなかったということかっ!

ついでだから書いておこう。あのエントリで私は、

有無を言わさない、そして頑固にしてゆるぎない確信に満ちた暴虐さは、同じような芸風と思われがちのゲルギエフに劣らない(というか・・・ちょっと次元が違う)ような気がする。

と書いた。一方、許氏はゲルギエフが嫌いらしく次の様に書いている

これに比べれば、チェクナボリアンやゲルギエフなど、しょせんお子ちゃまが暴れているだけ、プロとアマくらいの差がある。(「オレのクラシック」(P.108))

改めてスヴェトラーノフを聴いて分かりました。許氏、貴方はある意味で正しい。ただ別のものを比較してプロとアマだ大人だお子ちゃまだというのは意味がない。おそらくは二人の「暴虐」は指揮者としての根底の部分が違っているし、従って指揮者として目指す音楽のベクトルが全然異なっていると感じた。それを言葉にする能力は私にはないのですが。

ただ個人的には私もトシをとったのか、クラシックに「野蛮性」を求める気持ちは少なくなってきましたので、引き続き二人の「暴虐の限りの差」について書くことはないでしょう。ついでに書くなら許氏的な「オーケストラ演奏を語る資格」は、かろうじて有していたようです(笑)

(*)サイト内検索機能はトップページにしか設置していません

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