2013年5月6日月曜日

グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた 辻野晃一郎

辻野晃一郎
1957年 生まれ
1984年(25歳)慶應義塾大学大学院工学研究科修了
1984年(25歳)ソニー入社
2006年(49歳)ソニー退社
2007年(50歳)Google入社
2009年(52歳)Google日本法人代表取締役社長
2010年(53歳)Google退社

Googleを辞めたいきさつが良くわからない。
激務の3年間で、2010年になってGoogleの体制見直しの中で日本法人社長が廃止になったのを機に辞めたような書きぶり。
むしろ、辻野氏のやり方というか、マネジメントの仕方がGoogleに合わなかったのではないかという気がする。
あくまでも印象だが。
業績不振のグループをどうやってモチベーション高めて、目標に向けてベクトルを合わせるか、みたいなやり方。
Sonyの事業部やカンパニーでやったやり方。
強力なトップが意思をもってひっぱる。まさにリーダーとしての役割だろうけど、批判も多かろう。
それぞれの組織のリーダーとなった時に、辻野氏が発してきた数々のメッセージについては共感すべきものも多い。
彼のやり方が良いかどうかは別として、組織をまとめて結果を出すという、リーダーに与えられた役割という点では学ぶものが多い。
何かのリーダーになったら、その部位だけ切り出してきて使えるかもしれない。
彼のやり方が社内で相当に摩擦を起こしていたであろうことはあるにしても。
思い入れがが強いだけに、業務温度が高いだろうし。

しかし、ビジネスにおいて結果を出すということは、稲盛氏にしても、そういうことか。
振り返ってみると、生産計画部はビジネスではない、事業でもない。すなわち結果責任も成果もない。
ここが問題なのではないか。
というのが、ファーストインプレッションで感じたこと。

組織の枠にとらわれない生き方。
組織は肥大化すると内部に向かっての非生産的な仕事に費やす時間が多くなる。
これではスピードに対応できない。


(ファーストインプレッション)
SONYのダメさ加減のわかる本
普通の企業と同じになってしまっていた