国立新美術館で開催中の白日会展を観てきました。白日会展を観るのは今回が初めてです。
ホキ美術館ができて、写実系絵画に対する人気が高まっていますが、白日会展は今年で第92回を迎える歴史の長い団体です。
以下に気になった作品を挙げておきます。ネットで有名で、自分もSNSでフォローしている作家さんが何人かいらっしゃいます。
小木曽誠 「森へ環るⅠ」
小木曽さんのFacebookでも紹介されていた作品、立派な大作です。女性を森の中に配していますが、蚊に刺されないだろうか、ヒルに血を吸われないだろうかとか考えてはいけません。
第一室にあった素晴らしい絵ですが、作家さんとタイトルを撮るのを忘れてしまいました。
なんとも迫力のある風景です。
伊勢田理沙 「あなたが美登里を美しいと思うように」 会友奨励賞
こちらは女性による作品、大型新人?の伊勢田さんの作品。小木曽さんと同様に森の中に女性を横たえています。テーマとして流行りなんでしょうか、環境にも配慮した女性像ということでしょうか(嘘)。
こちらも、作家さんとタイトルを写し忘れています。
なんとも葉っぱを通す光の美しい作品です。
ススキとレースの衣装の表現が凄まじいです。
こちらも、男性に理想的な女性像を描かせればピカイチの木原さんの、とても清楚で丁寧な作品。これもディテールの描写がただものではありません。レースの表現にはメディウムを注射器で盛り上げたり、パレットナイフで削ったり、というような技法を使っていたハズです。
小森隼人 「驟雨・天色」
古典的なタイプの静物画ですが、自分はとても好きですね。タイトルがちょっと意味不明的ではあります。
水のディテールが凄いので、何枚も写真を撮ってしまいました。
他にも素晴らしい作品はたくさんありましたが、とりあえずここまでとします。
《特別賞》
[内閣総理大臣賞] ナカジマカツ(絵画/千葉県)
[文部科学大臣賞] 河野桂一郎(絵画/兵庫県)
[損保ジャパン日本興亜美術財団賞] 鏡 泰裕(絵画/東京都)
[中沢賞] 草壁 隆(絵画/愛知県)
[富田賞] 鏡 泰裕(絵画/東京都)
[伊藤賞] 小関修一(絵画/栃木県)
[平松賞] 乙黒 久(絵画/埼玉県)
《賞》
[白日賞(副賞 株式会社クサカベ)] 白井秀夫(絵画/埼玉県)
[白日賞(副賞 ホルベイン工業株式会社)] 藤井佳奈(絵画/佐賀県)
[準会員奨励賞] 該当者なし
[会友奨励賞] 伊勢田理沙(絵画/佐賀県)
[一般佳作賞]
小島拓朗(絵画/熊本県)
沖津達也(絵画/山形県)
大下和利(絵画/山口県)
《法人寄託賞》
[梅田画廊賞] 堀 博喜(絵画/愛知県)
[アートもりもと賞] 今井喬裕(絵画/東京都)
[関西画廊賞] 光元昭弘(絵画/東京都)
[大宥美術賞] 吉住裕美(絵画/埼玉県)
[美岳画廊賞] 長船善祐(絵画/大分県)
[陽山美術館茂木健一郎ルピック賞] 冨所龍人(絵画/新潟県)
[オンワードギャラリー賞] 藤井佳奈(絵画/佐賀県)
[ギャラリー大井賞] 角坂優子(絵画/大阪府)
[瀧川画廊賞] 浅村理江(絵画/愛知県)
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