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2009年7月24日金曜日

選挙の予測

今度の総選挙では民主党を含む野党が地すべり的に政権を奪取するのではないかとの期待が多い。衆議院の定数480議席に対し、現在の野党は146議席(民主112議席、欠員2議席)ですから、過半数を獲得するには97議席以上の議席数の獲得が必要となります。自民公明が334議席が240議席以下になることを意味しますから実に3割も議席数を減らさなくてはならない。

前回の2005年の衆議院選挙では、自民が84議席も議席数を伸ばし、反面民主が64議席を失いました。小泉首相の郵政選挙での圧倒的な勝利であったとしても、この議席数です。このときほどのインパクトを持って政権交代となるほどの議席数の移動が本当に生じるのか予断を許しません。

2001年に小泉内閣が生まれたときを思い出します。<国民>は<改革>という言葉に酔いしれ、<小泉政権>を熱烈に支持歓迎しました。その当時、<小泉政権>が実現する<世界>がどういうものとなるのか、<痛み>とは何かを具体的にイメージできていた人はどのくらいいたでしょう。余りにも<国民>はイノセントでありすぎはしなかったか。

そして今回、<政権交代>という果実のみに着目することも、当時と変わらないイノセントさと<世界>に対する不明を思わずにはいられません。かといって、解決方法も見つかりませんけど。

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