クラシックジャーナル マーラーを究める
久しぶりに買ったクラ本だが、瑣末な差異や話題をことさら大げさに論じたり、きわめて主観的にな感想を、あたかも作曲家の考えを代弁するかのような幻想を含め、究極のヲタ本である。
この内容についていけるか、拒絶をするか。
こういう話題を続けているから、クラシックはドン詰まりなのだと思わされる。
好きな人にはたまらないのではあろうけども、客観的に読んでどうかと考えると、とても価値に値しないのではないかと。
どこか、気持ちの悪さを感じるのは、思い入れが過剰に強すぎるせいか。
それでも久しぶりにマーラーやブルックナーの断章を聴かざるを得なかったのは、性(さが)というものでありましょうか。