2020年11月9日月曜日

トランプ敗北とタイムライン

トランプ劇が終わって考えていること。

バイデンが勝利宣言を行い、マスメディア含めて大統領選は決着がついた的な方向に流れています。トランプがいくら、不正選挙を騒いでも、移り気な一般大衆は、時間が経つにつれて一時のエンターテイメントは終わったと思い興味を失っていくでしょう。

トランプの主張は、負け犬の遠吠えという印象でつぶされていく。その間にも、バイデンを指示した民主党その他の勢力は、着々と、トランプが壊したものを復旧させようとしていくでしょう。

メディアはSNSがデマや陰謀論を拡散させたことを懸念をもって報じています。トランプ自身がデマが多かったことも問題視しSNSの規制は強まる方向により一層なっていくでしょう。

陰謀論に関しては、どうしてSNSで広まるのかという論考は多いのですが、「陰謀論」そのものを真っ向から否定するようなファクトチェックには出会ったことが、あまりありません。真実はいつも闇の中というわけです。あるいは、まともに相手にする「論」でさえないと。

今回の選挙も、今現在実際に起こっていることなのに、もはや「不正」を指摘する証拠を提示することさえできません。数々の状況証拠、5Wの不確かな情報のみが積み上げられ、真偽不明のまま保留されていきます。また一つの、都市伝説、陰謀論が積みあがるだけで、世の中は全くクリアになりません。

そこが逆に陰謀論が広まる要因のひとつと考えています。一般大衆のフラストレーションは晴れることがありません。為政者たちは、何かを隠していると、また疑うことになります。

疑うに足るような疑惑がそこにあるからなのですが、説明不足と疑惑は、いつまでたっても幸福な解決をみることはありません。記録されたものさえ、真偽検証の対象となるし、記録された時点で、もはやフィルターとバイアスがかかっているため「事実」というものではなくなっています。

少し話は飛んでしまいますが、とすると、真に誰もが認める「事実」などというものは、今現在進行中のことであったとしても、存在しないということになります。事実は存在しない、ということは、過去も未来も確定されることはない、ということです。

したがって、一つの事実、ひとつの世界と思っていた現実は、実際は複数のタイムラインが流れる、複数の世界を同時に行き来しながら

どこかのタイムラインにシフトしているだけなのかもしれません。

この場合のタイムラインというのはスピ系が言うようなものでもなく、そういうものでもあるが、事実として選択可能な将来みたいなものです。自分たちがどこのタイムラインを選択するのか、マスがそれを決めていく。

マスというのは行動の結果でもあるし、それは集団意識の結果でもあります。米国だけが世界の流れを決めているわけではないものの

米国大統領選をきっかけに、あきらかにタイムラインはシフトしたように感じています。

日本も菅首相となり、タイムラインは微妙にさらにシフトしつつあります。それが望むべく将来に流れていくのかは今の段階では分からない

というか、幸福な方向には全く見えません。

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