そして、それが風であることを知った 他
- そして、それが風であることを知った(フルート、ヴィオラとハープのための)
- 雨の樹(3人の打楽器奏者のための) 海へ(アルト・フルートとギターのための)
- プライス(フルート、2台のハープ、マリンバと打楽器のための)
- 巡り~イサム・ノグチの追憶に(フルート独奏のための)
- ヴォイス(声)(フルート独奏のための) エア(フルート独奏のたえめの)
- 雨の呪文(フルート、クラリネット、ハープ、ピアノとヴァイブラフォンのための)
- ニュー・ミュージック・コンサーツ・アンサンブル
- ロバート・エイトケン(フルート) /NAXIOS
武満の音楽を語ることは難しい。彼の音楽は沈黙と静寂さの中に、限りない色彩と饒舌さを秘めた音楽のように思えるからだ。一聴してモノトーンな演奏からは、煌くような多彩な色彩のハーモニーを感じる瞬間さえある。それが武満の抑制された表現に全く背反しないということ、これは表現において驚くべきことだと思うのだ。このようなモノトーンの生み出す色彩感覚故に、彼の音楽は日本的な情緒、例えば後期の狩野探幽のような雰囲気さえも漂わせる。武満の音楽から能を思わせるという解釈もあるが、哀しいかな、私は能に接したことがないので分からない(>こういうの日本人としてマズイよな(^^;;)
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