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2001年12月20日木曜日

MOSTLY CLASSIC 12月号に札響の特集

MOSTLY CLASSICの12月号に「札響の英国ご機嫌よう」という特集記事が掲載されている。かなりのページをさいての紹介である。

 「札響旅日記」と称する記事は、自らのHPも作成されている真貝(ティンパニ)さんが文章を、写真は荒木(チェロ)さんほかが撮影されたもので構成されている。両氏のHPで英国公演の様子を読まれているファン諸氏には目新しいものはないかもしれないが、こうして記事になっているものを読むとまた格別ではある。指揮者尾高忠明や札響の白鳥専務理事のインタヴューなどもあり読み応えがある。

 今回のツアーは米国のテロでもめたほか、金銭的にもイロイロな問題を抱えているのだろうとは思うが、海外での演奏が、札響のひとつのステップになったことは間違いないのだろうと予想する。田中良幸(MOSTLY編集長)の記事によると、「ホルンのズッコケぶりも目立った」らしい。もっとも彼はそれを否定的に書いているのではない。尾高の言葉にもあるが、この演奏を通して札響が自分たちの音や演奏をどう見つめなおしたのかということが一番重要なのだろう。

 残念ながら、英国公演後の札響の演奏をまだ聴けてはいないが、そこに何か違った音を聴くことができたとしたら、こんなにうれしいことはないと思う。実際に金曜日の定期公演を聴かれた方はどういった感想をもたれただろうか。

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