2001年12月10日月曜日

KOEHLERのエクササイズ 3

��2月になってしまった。週3回は音出し練習をしたいと思っているのだが、やれ残業だ忘年会だという具合で平日は時間が思うようにとれない。嘆くばかりでも仕方ないので土日だけでも練習をと思うのだが、いつまでたっても進歩がないと練習もつまらなく身が入らないものだ。

ケーラーのエクササイズを続けているが、加藤元章のCDを入手したので早速聴いてみた。アルテスやガリボルディをはじめて加藤のCDで聴いたときのような驚きはあまりなかった。というのも、何度も練習を重ね、到達すべきスピードをとりあえずはイメージしながら練習していたため、「なるほど、やはりこのような曲調であったか」という思いで聴いた。もっとも、イメージは出来ているが音にはできないのだが。

それでも、詳細に聴けばブレス位置やら強弱のつけ方、全体的な曲の流れのつかみ方など、勘違いしている部分も多く、譜面を読むのと実際の模範演奏を聴くことの違いに気付かされる。

模範となる流麗な演奏を聴き、そのイメージが崩れないうちに、とにかく理想とするスピードで吹くことを試みると、ふとした瞬間に流れの中で、今まで出来なかった部位がすんなりできることがある。ゆっくりしたスピードでひとつひとつ練習することも大切なのだが、音楽というのはキチキチと割り切る部分だけでできているわけでもなく、ある種の勢いとか流れが重要で、そういう雰囲気をからだで感じることの重要性を改めて感じるのであった。やっぱりひとりでやる練習には限界があるなあ・・・



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