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2022年2月4日金曜日

アレクサンドロ・カントロフのサン=サーンス ピアノ協奏曲

カントロフ父子によるアルバムです。ピアノをアレクサンドロ・カントロフ(1997-)、オーケストラは父のジャン=ジャック・カントロフが指揮するタピオラ・シンフォニエッタです。

第1番が2018年、第2番、第3番が2016年の録音、カントロフが19から21歳のときの演奏ということになりますか。いやはや凄まじい完成度です、恐るべきといいますか。最近の若者は10代や20代前半で、このようにオーケストラとの演奏をものにできるものなんでしょうか。

とはいえ、サン=サーンスのピアノ協奏曲には自分はそれ程親しんではいません。今回改めて何度か聴いてみましたが、なかなかに劇的であり華麗な曲風です。

ピアノ協奏曲第5番はサン=サーンス61歳の時の作品。標題に「エジプト風」とあるように、彼がエジプト滞在中に作曲されたそうです。第2楽章の美しさが際立ち、全体に明るい曲で楽しめます。

GRAMOPHONEのレビューでも絶賛の演奏となっています。聴くほどに味わいが増してきます。

サン=サーンス:

  1. ピアノ協奏曲第3番変ホ長調 Op.29
  2. ピアノ協奏曲第4番ハ短調 Op.44
  3. ピアノ協奏曲第5番ヘ長調 Op.103『エジプト風』

  • アレクサンドル・カントロフ(ピアノ/Steinway D)
  • タピオラ・シンフォニエッタ
  • ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)

(参考)

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