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2005年8月10日水曜日

iTunes Music Store 日本版

iTunes Music Store」日本語版がやっと立ち上がりi-Podのシェアはいよいよ伸びるだろうと予測されます。日本でも音楽配信サイトはいくつかありますが、どれもがデザイン、内容とも満足のできるものではありませんでした。特にSONYの開発した圧縮技術ATRAC3がi-Podで再生できないという点に、Apple社に先を越されたSONYを始めとする日本陣営の焦りと苛立ちを感じたものです。

i-Podは登場そのものが話題であり、機能以上に所有欲を刺激するという点で極めて秀逸な製品であり、人を惹き付ける魅力に富んでいる点においては幾多のオーディオ製品やデジタル機器の中でも群を抜いていることは今更協調するまでもないでしょう。

iTMS-Jの登場に関して、クラシック音楽関連ブログでの興味深い話題を以下に拾っておきます。

「おかか1968」ダイアリー

iTunes Music Store 日本でも開始


結局iPodがあってもiTMSが不在だった2年あまりの期間は何だったんでしょうか。この時期には「音質的にも劣る」と噂されたCCCDのリリースが相次いだこともあり、音楽ファンのレコード業界に対する「疑念」が深まっただけだったような気がします。


「おかか」でも指摘されていますが、エイベックスを始めとするCCCDや輸入CDに対する迷走は、日本の一面を象徴するできごとでした。全ては消費者の利益ではなく生産者の利益保護、これが日本のありようですが、音楽に限らず生産者は別の分野では消費者でもありますから事は単純ではないわけです。


鎌倉・スイス日記

iTunes DL始まる!


私はこの日を待ち望んできた。音楽ソフトがパッケージとして売られること自体にすでに疑問を感じていたというべきだろうか。その為に、優れた音楽文化が廃盤になり、手に入らなくなってしまうことも多かった。しかし、そうした不安はもうなくなる。安いに越したことはない。しかし、ダンピングするのは止めて欲しいものだ。音楽は文化だ。ダンピングして価値を自ら捨ててしまうようなことはもうしないで欲しい。


Schweizer_MusikさんはCDを数千枚所有している音楽関係者でありながらずてにCDの役目は終わったと言って良いと言い切ってしまうことの潔さ。自らの足を食らうような行為は慎むべきでしょうが、「安さ」は消費者にとってはうれしいのも事実。しかしその行為が結果として「文化」を破壊していたか。「売れる」という尺度だけから考えない地平はあるのでしょうか。


即席浮月旅團

私的録音録画補償金問題は「著作権者 vs メーカ」ではないのである (その1)


この話はどこでも大筋「ipod などデジタル・ポータブルプレーヤも私的録音補償金制度の対象機器に含めるべきかどうか」で著作権者とメーカが対立していると見るが、両者が各々の欲得のために利害対立しているような問題意識の立て方自体が間違いなのだ。補償金制度という著作権料徴収手段が、方法論として果たして真に妥当か否かという、その見解の相違が基本スタンスなのである。


「私的録音録画補償金」 こんなものがあること自体、初めて知りました。どこまで世の中ウマクできているのでしょう。全然ハナシは変わりますが、日本の政治とヤクザと右翼が繋がっていることは周知でしょうが、アメリカの要人でさえ「日本の闇は深すぎる」と嘆いたそうな(出典失念)。まったく、小泉郵政解散はどの方向へ?

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