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2018年11月25日日曜日

2018/11/22 田根剛 未来の記憶 オペラシティギャラリー

東京オペラシティギャラリーで開催中の建築家 田根剛の個展(美術手帖リンク)に行ってきました。

1979年生まれの田根剛さんは建築家の中では若手の一人。入り口のポスターやパンフレットになっているのは、エストニア国立博物館。2006年の国際コンペで優勝したもので田根さん26歳でのデビュー作とも言えるもの。この国立博物館、完成が2016年とありますから、まさに10年に渡るビックプロジェクト。最近では造園家のための等々力の住宅など、意欲的な建築で気になる建築家でした。

今回の個展で、田根さんの発想の原点というか、発想法そのものがカタチとなっていて、まさに圧倒される展示内容でした。





発想の豊かさとともに、学究的な探究心、偏執的とさえ思える執拗なスタディの繰り返し。これらの中から彼ならではの形態が生み出され、建築や空間というものに変換されていいく。その圧倒的な思考過程と建設という力技が、深い感銘を与えてくれます。この発想法「Archaeological Research(考古学的リサーチ)」と称するらしいです。




数々のコンペには応募しているものの、まだ建築となっているものは少ないようですが、今後も目が離せない建築家の一人だと言えます。
タイトルにもあるように、今後どのような未来を作ってくれるのか、期待は高まります。