特に低音を吹くときは、唇を左右に引きすぎるクセがある。これは自分でも分かっているのだが直せない=直すほど徹底的に練習していない。基礎的なこととしては、以下の点を注意することだというのがまとめ。
- 《ソノリテ》の息継ぎをしても、音が切れてしまわないように、フレーズとしてつながるように心がける。ムラマツから出ているビデオでマイゼンが詳しく説明している。
- ソノリテにて中音のDisの音を暗めにとるように、響きが崩れないように均質に。
- 低音に向かうときに唇を引きすぎない。すべての音域でアンブシュアは変わらないように心がける。
- ソノリテや跳躍の練習は、常に自分がどういう状態であるか把握する。
- 高音に向かう音形は緊張を、逆は弛緩を感じて。最高音だけを強く吹くのではなく、徐々に高めるように。高音部分は常にフルトーンで(例えば《練習曲と技術練習》#13)
- 右手薬指と小指の練習をもっとすること。(例えば《練習曲と技術練習》#9)
曲はガリボルディOp131 #1と、プラヴェのソナタ f-molを持ち込んだ。プラヴェは昨年4月に練習していた曲。しかし、誰に教えてもらっても指摘されることは同じ・・・(^^;;マジメに直さないとだめだな。トリルは集中して練習するしか解決方法ななさそうだ。
- アーティキュレーションを正確に、タンギングするところ、休符など音符を正確に。
- タンギングで音楽が切れてしまわないように、大きなフレーズで歌う。
- フォルテに向かっては大きな緊張を感じて。
- プラヴェのソナタは、持ち込んだ楽譜は解釈が少し古い。アーティキュレーションなどは色々な演奏を参考にしてみると良い。
- 同じフレーズが出てきたら、同じように吹かない。一方をmfで吹いたなら、もう一方はエコーとして処理することが多い。
- 1楽章は、Triste(悲しく)という指示があるが、古典は喜怒哀楽を込めて音楽を作ったわけではない。しかし半音階進行などは一般的に、そういう感情を表すことが多いようだ。
驚いたことといえばだ、これらの曲を先生が耳元で吹いてくれるのだが、その音の重量感とメリハリだ。ガリボルディみたいな子供の練習曲のような曲でも、一音一音がしっかりと発音されることで、音楽としての語りになっているのだ。当たり前のことだが、たまげた。
先生の音を聴いて、指が速く廻ることよりも、音楽として成立させるためには、まず音ありきということを改めて感じたのだった。テキトーに吹いて鳴らないというのではダメなのだ。しっかり曲のテーマに合わせて響かせ、うたう=話すこと、その重要さを再認識したよ。
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