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2002年10月26日土曜日

【風見鶏】「不良債権――「竹中いじめ」の無責任」

10.26 朝日新聞 社説

おやおや、確か朝日の紙面は竹中の強行経済改革案に対して否定的な記事を書いていたと思ったら、今日の社説ではフォローしているではないか。

彼らこそ、日本経済の病根であるこの問題をとっくに解決していなければならなかった人々だ。まともな代案を持たないまま、みずからの責任を平気で棚あげしてしまうその姿は、あまりに見苦しい。

ということを見かねての主張のようだ。竹中の改革案を「荒治療」としながらも「事態の深刻さを考えれば、基本的な方向は正しい」と指示している。ずいぶんスタンスが書く人によって変わるものである。

同日の朝日の紙面では、米国は未だに竹中の案を指示していること、支持をしているのは竹中の人格ではなく、政策であることを改めて強調しているらしい。

一方、竹中氏は銀行トップなどの猛反対に合って、妥協点を見出そうとしているようだ。

私はこの混迷度合いを見るに付け、一体日本の病根は何なのかと疑問を感じてしまう。病根そのものは、今回の混迷を作り上げた、その当事者たちそのものなのではないだろうか、と考えて暗鬱な気分になってしまう。この先、論点のボケた議論になってしまわないことを切に望みたい。

HIYORIみどり 「それはそうと、ワシントンのスナイパーもやっと逮捕されたわね。モスクワではチェチェンからのロシア軍撤退を求めて劇場に立てこもったゲリラが、軍の強行突入により射殺されてしまったわ。人質は解放されたようだけど犠牲者も多く出たわ・・・」

KAZAみどり 「日本でも民主党の石井紘基衆院議員が刺殺されるという異常な事件が起きたばかりね。政治家が殺されるというのは、実は1960年の社会党の浅沼委員長以来なのよ。世界は、まさに多様なテロリズムの時代に突入したという印象さえ受けるわ。日本だって世界の中でしっかりしたスタンスを確立しなくちゃならないんだから、早く経済的な基盤を立てなおしてもらいたいわ」

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