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2002年10月23日水曜日

【風見鶏】「Japan Delays Banking Changes」

10.23 The New York Times
竹中大臣が中間報告を送らせたことをNY Timesが報じていた。彼が中間報告を送らせたことを知らないブッシュ大統領は、今日のプレスクラブでの昼食のスピーチ(a press club luncheon speech)で、彼の方針を褒めちぎったばかりであるとのこと。 

記事は、青木参幹事長が竹中に真っ向から反対したこと、昨日の記者会見でのUSJ銀行頭取 寺西正司頭取のコメントなどを紹介し、最後には竹中の改革を支持するコメントで締めくくっている(以下)。
「John B. Taylor, United States under secretary of the Treasury, told reporters in his luncheon speech today: "Minister Takenaka, I understand, has established some principles for dealing with nonperforming loans. I agree very much with these principles. They make sense, and we're supportive of those."」
ここ1日半の日本経済界の動きと不良債権処理という点は重点的に説明しているものの、セーフティネットをはじめとして、反対勢力が何を論点としているのについての言及は乏しいように思えた。 

先に紹介した増田氏の主張については、私には判断できない。ただ、アメリカは失業者が出ても競争原理を徹底させ銀行を健全化させることを強く望んでいることだけは確かなようだ。

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