そんな中で最近私が期待しているのは、なんと言っても11月23日のゲルギエフのマラ3だ。これはNHKホールなので若干不安もあるし、最近のゲルギの音楽性を考えると凶と出るか吉と出るか。マラ3も長い曲だが、終楽章の美しさをゲルギはどう表現するのだろう。
CDで期待するのは、12月に発売されるアムランのショスタコか。アムランのヴィルトオーゾ性というのは、感情を交えないピアニズムの極致のように思え、例えばホロヴィッツのヴィルトオーゾとは対極的な位置にあるのではないかと思ったりする。そういう意味から、彼はどんな難曲を弾いても深刻や意味深にならず、ひたすら曲の構造美が浮き出てくるように思える。
HMVではクライバーの「田園」が山積だった。私としては、クライバーの「トリスタンとイゾルデ」の方が魅力的だった、6000円を超えているのでしばし保留。同じくトリスタンではカラヤン盤も出ており、本当は両方とも欲しいところ。そろそろDVDドライブでも買って、レヴァインの指輪でも観ようかとは思っているのだが・・・
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