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2004年12月14日火曜日

寒くなってきたが


朝、会社に行く途中の歩道で、猫がバッタリと力尽きたように死んでいた。車にはねられたのではなく、そこまで歩いていて崩れ落ちたような死に方だった。猫は人気のないところで死を迎えると思っていただけに、少しショックだった。


A駅の地下鉄を降りると、改札前に人だかりができている。どうしたのかと思ったら、サラリーマンが一人、鞄を手に握ったままうつぶせに倒れて、ぴくりとも動かないでいる。周りではどうしていいか分からない人たちが心配そうに倒れた彼を見守っている、駅員は救急車を呼んでいるようだった。いまさら近づくこともできないし、行ったところでどうにもならない、無力に立ち去るしかなかったが、あのサラリーマンは、どうなっただろう。


猫の話題と一緒にすることは不謹慎かもしれないが、これから年末にかけて、忙しさの合間に忘年会やらなにやらが押し寄せてくる。自分を守れるのは自分だけだと思い知った朝であった。

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