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2003年6月7日土曜日

久しぶりにサントリーで生オケ

東京交響楽団第504回定期演奏会~社会主義レアリズムの苦悩

プロコフィエフ:交響的協奏曲 作品125(チェロ協奏曲 第2番 ホ短調)
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 作品47

ジャナンドレア・ノセダ 指揮
エンリコ・ディンド チェロ
2003年6月7日(土)18:00~
サントリーホール

生のオーケストラを聴いたのは久しぶりである。最後に聴いたのがいつだったのか思い出せないほどだ。予定のない休日であったので、思い立って当日券を電話予約しサントリーに向った。指揮者もチェリストも聞いたことはなかったし、ましてや東京交響楽団さえ聴くのが始めてであったので、失礼ながら期待半分、不安半分であった。

演奏終了した後の感想はいつものことながら、やっぱりオケは生に限るということに尽き、久々にリフレッシュさせていただいた。特にオケの全音量を体全体に浴びると、それだけで何かが浄い流されたような気がするものだ。

それにしても、東京交響楽団の定期演奏会である。いつものことなのかは分からないが、席はほぼ8割以上埋まっていたのではなかろうか。私は1階席後方であったのだが、少なくとも私の前後左右に並んだ空席などを見つけることはできなかった。なんとも幸せな定期ではないか。

コンマスの大谷さんは非常に艶やかな音色を奏でる方で、あのスレンダーな体型からかくもホールに響く音を紡ぎ出すとはと思ったものである。レビュはこちら。