2007年2月13日火曜日

TACETによるバッハの録音




J.S.Bach:Partitas

  1. Partita BWV1002
  2. Partita BWV1004
  3. Partita BWV1006

  • Florin Paul(vn)
  • TACET 10
  • Falicon,Nice,France




西ドイツのTACETからフローリン・パウルの演奏するバッハを聴いてみました、とにかく録音が凄いと知人が強く薦める盤です。


フローリン・パウルは1958年ルーマニア生まれのヴァオリニスト、使用楽器は1968年製のストラディヴァリ。録音には西ドイツの伝説的とも言われるコンデンサ・マイク、Neumann U47が2本使われています。オーディオの比較視聴にも使われているらしい本盤。


早速、当方の貧弱な再生装置(+ヘッドフォン)で聴いてみたのですが、確かにこれは驚きですね。ヴァイオリンの音の伸びやかさと深み、そして艶やかさが余すことなく伝わってきます。フォルテに至っても音にトゲトゲしい部分は全くありません、全く惚れ惚れするような録音です。


偏見を恐れずに書くならば、この録音の凄さはヴァイオリンの原音を忠実に再現とかいった微分的なアプローチではなく、音が連綿と繋がっていく積分的な広がりにあるように思えます。空間に響く適度なエコーが至福の音楽空間を展開します。チープな装置でも、その片鱗は伺えるようです。


本来的には、録音云々を評するような環境を有してはいませんので、この程度にて失礼。演奏は素直だと思います、とりあえずiPodに入れておくこととしました。