ちょっと早いかもしれないが、小泉氏が総裁に選出されるのは確実となった。国民の意思なのかはわからないが、彼に今までにない何かを期待する雰囲気が作られ、選出されたことに間違いはないだろう。
しかし、その何かとは、必ずしも彼の掲げる政策ではないのだと思う。「今までにない、何か変えてくれるだろう」というムードが先行したような気がする。
今の閉塞的な状況(これの定義さえ難しいが)において、ムードでしか希望を示せ得なかったことにも政策論議の限界が見える。
政策論においては、野党がどのように小泉氏と対してゆくのか。私には、政策論においても野党と与党の差異が見えてこない。「日本再生」というキーワードにおいては同じなはずである。
しかし「再生された日本」の着地点をどこに見据えているのか。このヴィジョンこそ重要であると思うのだが、一体それを誰が示してくれているのだろうか? また、我々はどういった社会を望み、子孫に伝えてゆきたいと願っているのだろうか。
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