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2001年6月22日金曜日

ヴェルディにの一端に触れる

ヴェルディ オペラ名場面集 
  1. ナブッコ:シノーポリ&ベルリン・ドイツ・オペラ管 
  2. 椿姫:クライバー&バイエルン国立管 
  3. リゴレット:クーベリック&ミラノ・スカラ座管 
  4. 運命の力:シノーポリ&フィルハーモニア管 
  5. トロヴァトーレ:セラフィン&ミラノ・スカラ座管 
  6. アイーダ:アバド&ミラノ・スカラ座管 

北海道は梅雨がないとは言うものの、このごろは余り天気もすぐれず、肌寒い日々が続いている。なんだかジメジメして気分が晴れないので、以前買い置きしておいたオペラの名曲集を引っ張り出した。
クラシック音楽のダイジェスト版とか、「アダージョ・カラヤン」などに代表されるようなものは、邪道のような気がして触手は全く伸びない。オペラは全く聴かないため、素人の状態、恥ずかしい話、椿姫の「ああ、そはかの人か」さえ知らないほどである。最初は「名曲集」みたいのは抵抗があったのだが、割り切ってしまえば、こんなにオイシイ盤はないかもしれないと思う。
CD2枚組で、ヴェルディの名曲が名演奏で、それこそいいところだけ納められている。歌手もドミンゴとかカレーラスとか、超有名どころが歌っており、ヴェルディの明るい世界が堪能できる。これが2000円というのだから、お買い得であった。
オペラを聴かないとは言っても、アイーダやらリゴレットのフレーズは、どこかで聴いたことのあるものだし、何と言ってもヴェルディの曲は、スコーンと抜けた感じがして気持ちがいい。やっぱりイタリア人なんだなあと思う。
梅雨で気分のすぐれないときは、能天気な(?)イタリアものが似合うかもしれない


 

アンドレア・ボチェッリ/ヴェルディ・アリア集 
ドロヴァトーレ、リゴレット、仮面舞踏会、アイーダ 椿姫、十字軍のロンバルディア人、エルナーニ ドン・カルロ、ルイザ・ミラー、運命の力 
  • メータ 指揮  
  • イスラエル・フィルハーモニー管 
  • PHILIPS UCCP-1003(国内版)

もう一つ、ヴェルディを聴いてみた。人気のテノール歌手アンドレア・ボチェッリの第6段目のリリースのものらしい。人気のと言われても、オペラ音痴の私には「オペラ歌手てのはやっぱりヒゲ面の人が多いのかな」くらいのものしか分からない。
聴いてみるとなんとも伸びやかにして気持ちがいい。体の中から全ての細胞が陽性に入れ替わってしまうかのようで、何だか分からないが、これぞイタリア!これぞヴェルディ!という気持ちになってくる。こういう風に前向きに生きなきゃダメだなとさえ思う。
いても立ってもいられなくなって、両手を広げて大きな声で歌いたくなる。ヴェルディというのは、こぶしの使い方といい、「クラシック道場入門」で玉木正之さんが書いていたが、まさに「演歌師」だと思う。♪ブンチャカチャッチャ、ブンチャカチャッチャ♪だものなあ~~(笑)

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