怒涛のような1週間の後、同僚とバーに行き久しぶりにシングル・モルトを愉しむ。疲労と眠気のためそんなに飲めないのでシングルを2杯。
まずはアイラ地方の代表作であるBOWMORE。「大きな岩礁」を意味するこのモルトはスモーキーな香りとピート香、寝かせたシェリー樽の香りなどが絶妙のバランスで漂う一品である。一口含むだけで、体中に幸せが駆け巡る、モルトというのはそういう酒だ。
BOWMOREのようなモルトを飲んだ後に、もうひとつと考えてマスターに選んでもらったのはOBAN。"オバン"と読むなとはお決まりの紹介だが、「小さな湾」を意味する西ハイランドのこのモルトは、ピーティーではあるがそれほどクセはなく独特の潮気が絶妙の味わい。
ワインも焼酎も悪くはないが、アルコールを純粋に愉しむには、やはりシングル・モルトに尽きると、ひさびさに思うのでありました。
おそらくは、芋・黒糖焼酎ブームの後に、シングル・モルト・ブームがきっと来ると思う。
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