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2006年10月23日月曜日

フィリップ・グラス:ダンス第1番~第5番

  1. ダンス第1番
  2. ダンス第2番
  3. ダンス第3番
  4. ダンス第4番
  5. ダンス第5番
  • マイケル・リーズマン(cond)、フィリップ・グラス・アンサンブル
  • ソニーミュージックエンタテインメント、SICC132-3

いちおう音楽サイトのつもりなのに、音楽の話題が全く続かないので、(誰も期待していないとは思いつつ)無理してエントしましょう。昨日、リサイクル書店で衝動的に購入したCD(2枚組800円)のこと。

フィリップ・グラスの名前はゴットフリー・レッジョ監督の映画「コヤニスカッティ」(1982)の音楽で知っていました。ミニマリズムと称される曲を中心に作った人です。

宮下誠氏の「20世紀音楽」ではインドの複雑きわまるリズム構造を西洋の器楽的伝統に移植することを始め、ミニマル・ミュージックに新しい地平を開いたと解説されています。

グラスはミニマリズムというレッテルを好まなかったようです。しかしここで聴かれる音楽をミニマリズムと言わずして何と言いましょうか。グルグルと際限なく回るメリーゴーランド。空虚な明るさ、官能と催眠、麻薬のような酩酊と白い悪夢。第4番はグラス自らオルガンを弾いていますが、他の4曲と何が違うのか未熟な私には分かりません。

金太郎飴のようなグルグルが微妙に変化するだけの反復運動、眠くなりながらも神経に障ります、聴き続けるのが快楽なのかつらいのかさえ判然としない、ちっとも良くない・・・でも聴いていたい・・・(^_^;;;。これをBGMに眠ったら、ひどくうなされてしまいました・・・。

ミニマリズムはテクノ系音楽に影響を与えたとされています。「Underworld」の曲でも聴きたくなりましたよ。

4 件のコメント:

  1. ミニマルと言えば、グラスよりライヒだと思います。
    http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=59027
    は個人的にはライヒの最高傑作だと思っておりますので、
    次にリサイクルショップで発見された際には手にとって
    みてください。。

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  2. はじめまして、コメント有難うございます。
    ライヒの音楽の方が「聴きやすい」という解説も目にしました。機会があれば聴いてみようと思います。
    それにしても、「ミニマル」で反応があるとは、思いもしませんでした(^_^;;; 今後ともよろしく願います。

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  3. 元祖ミニマル音楽はテリー・ライリーでしょうか。「In C」という、ミニマル音楽の原点的な作品があります。
    元祖からひねった異端ミニマル音楽として(テリー・ライリーが活躍し始めたのと同じ時期だったかな)、ラ・モンテ・ヤングの作品があります。電子音のドローンにインド風の即興的な歌が被さります。ワーやー音楽のマリー・シェーファーや、フォルケ・ラーベなどは、この系統かな?
    元祖を継いだ(元祖は「レインボー・イン・カーヴド・エア」辺りからオルガンの即興演奏で倍音を響かせる方向ですね)本家ミニマリストのスティーヴ・ライヒは大手CDショップに行くと迷うくらいに多くのCDが出ていますが、基本は「ドラミング」「フォー・オルガンズ」でしょうね。「フォー・オルガンズ」はなかなか凄いですよ。ミニマル音楽としては、スティーヴ・ライヒの「ドラミング」、「フォー・オルガンズ」、「18奏者のための音楽」、larkさんお薦めの「オクテット」はいいですね。
    フィリップ・グラスは、現代音楽に詳しい人なら、「ミニマル音楽の手法を使用した別の音楽を作曲する人」というイメージが強いかも…(^^;。分家、あるいは他流ミニマル音楽みたいな…。大作「浜辺のアインシュタイン」や、ご覧になった「コヤニスカッティ」の音楽など面白い作品はありますが、本流のミニマル音楽とは少し違うようです。
    ミニマル音楽がテクノ・ロックに与えた経緯は少し不幸なものがありまして、シンセサイザーでアナログ・シーケンサーやデジタル・シーケンサーを使用した繰り返しをそれらしく正当化してしまったという…いわゆるロック側ミュージシャンや評論家がイージーな手法にそれらしく理由付けをする格好の材料になった、ということですが…ことに尽きるかも知れません。
    ミニマル音楽のすそ野は広く、同じように聞こえて作曲者の個性はやはり出てきます。映画音楽で今をときめくマイケル・ナイマンも、元はミニマル音楽の手法で作曲していました。いろいろ聞くと面白いですよ(^^)。

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  4. こんにちは、詳細なコメント有難うございます。syuzoさんはミニマルにも詳しいんですね(^^;;;
    iTunesMSを探してみたら結構ネット上にもあるのですね。標記の曲はみつかりませんでしたが、機会があれば聴いてみます。

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