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2022年1月6日木曜日

オミクロンの拡大

昨年末からオミクロン型の拡大が話題になっていました。感染力は強いものの症状は、普通の風邪なみということで、世の中少し安心していたところもあったかもしれません。年末年始を挟んで、沖縄を筆頭に感染が急拡大してきました。(国内新規感染2600人 沖縄は6日にも「まん延防止」要請:日経新聞)(東京都、新たに390人感染 7日平均で前週の3倍:日経新聞)

またぞろ、まん延防止条例とか、緊急事態宣言、あるいは三回目のワクチン接種(ブースターショット)の更なる推進が進みそうです。ワクチン接種証明に関しても、更に適用要件が厳しくなる可能性も否定できないようです。(国内新規感染2600人 沖縄は6日にも「まん延防止」要請:日経新聞)

感染爆発直前とか言っていますが、NHKのまとめから過去の感染者(陽性者)数を張っておきます。

2020年4月頃 最初の緊急事態宣言の頃。

昨年2021年1月、現在の1年前。

感染が拡大した2021年夏のピーク時。この頃からワクチン接種が一気に進みました。

そして現在地。ワクチンの接種が進んでから3か月目くらいの位置でしょうか。

この程度で騒ぐのか、とか素人が考えてはいけません。世界的に見ても、ワクチンなどで感染が収まってから約2~3か月後に感染爆発のような状況が生じています。

以下のグラフを見ても、世界中の多くの国が2021年10月頃にはワクチン接種率がほぼ3/4程度になったことを示しています。


日本は諸外国と比較すると感染者(陽性者)が少ないものの、例外では言えないでしょう。オミクロン型は症状は軽いとは言っても、重症化しないわけではありません。英保険安全局によるとオミクロン型の入院リスクはデルタ型の約3分の1であるそうです。(WHO「重症化しにくい」 オミクロン型、専門家は警鐘

感染症の専門家である岩田健太郎(@georgebest1969)さんは、「軽傷者は多いけど感染者激増で重症者が増えてしまい、というコロナの特徴を先鋭化させている」と警鐘を鳴らしています。

沖縄県立中部病院で感染症診療に当たっている高山義浩(@hiro_icd)さんも自らのFacebookで、現在の感染者数は「おおむね1週間前の事象」であり、「すでに大流行は始まって」おり、オミクロン株で軽症者が多いのは事実だが、現在の感染の主体が20代の若者が中心であり、今後高齢者に感染が広がると重症者が多発すると想定すべきと主張しています。

いずれにしても、やっと飲食店やイベントが緩和され、「元の世界」に少しは近づいたかと思っていたのに、わけの分からないオミクロンにやられてしまいそうな雰囲気が急速に出てきてしまいました。

(参考)


KAZAみどり:え~! またなの? オミクロンなんて、ただの風邪なんでしょう。昨日は職場で小人数の新年会やって、飲食店行けるのも今のうちだから早めに店を予約しよう!とかで盛り上がったばかりなのに!

HIYORIみどり:そういう気のゆるみが感染拡大を招くのよ。そもそも職場で飲酒を伴う新年会なんて論外ね、いつの時代に生きてるの貴女は。バスケットやラグビーなどスポーツイベントも選手に陽性者が出るなどして中止になり始めているわ。イベントや外での飲食も当分お預けになりそうね。

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