リュート音楽を聴いていると、シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750)という作曲家に出逢います。非常に多くの曲を残しており(約650曲以上)聴ききれないほどです。
どういう作曲家なのかとググっていたら、楞野康裕(かどのやすひろ)さんというギター、リュート弾きの方のサイト(「ひょっとして、誰か見てくれるかもな」ホリスは声に出して言ってみた)を見つけました。
この楞野さんのヴァイス感がとてもユニークでしたので下記に引用しておきます。
ヴァイスは「リュート弾きがやっつけ仕事に書きまくった感丸出しの能天気すぎる曲」が多く、これまた弾く気がしません。(リュート辞めよっと♪(その1))
なにしろヴァイスはリュート奏者です。リュートで演奏可能な曲しか書いてませんから、それだけで、とてもとても助かります。曲そのものは、少々能天気すぎるので、私は好きではないですが・・。
「なにも考えてないんだろうなあ、この人、てか、指が動いて動いてしかたなかったんだろうなあ」と思います。リュート奏者としては天才的。田舎のオルガン奏者にすぎないバッハなんかより、ずっと高給取りでした。(リュート辞めよっと♪(その4))
ピアノでいうところの、「リチャード・クレイダーマンを弾く覚悟ができていない」という感じでしょうか、なにせ小心者なので・・・ (ヴァイスの《不実な女》というタイトルの組曲なんか、まるまんまクレイダーマンですよね)。(リュート辞めよっと♪(その9)
このブログにあるように、楞野さんは最終的にリュートを売ってしまいます。売る前にリュートに名残を惜しんで自ら弾いた曲が幾つもアップされています。
もったいないなあ、と思いつつも、楞野さんのブログで少しリュートを勉強しようと思います。
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