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2006年10月1日日曜日

大満足であったファジル・サイのリサイタルin多摩



ファジル・サイが日本に来ています。今日はパルテノン多摩でリサイタルです。東京は王子ホールや紀尾井ホールでのリサイタルは早々と完売したようですが多摩地区は場所がら人気がならしくネットで数週間前に予約できました。

会場に着いてみると当日券でも完売にならなかったらしく空席が目立ちます。ピアノファン、クラシックファンらしき人に混じって多摩地区に住んでいると思しき年配の方も目に付きます。「とても個性的なピアニストですね~」との会話も耳に入り、予備知識なくサイのピアノを聴きに来た人も多かったようです。

アンコールの最後に例の曲を演奏しましたが、変奏が始まった瞬間に客席からどよめきが生じたことから考えても、お客さんの多くはサイの才能やレパートリーに対する知識は少ないようでした。しかし、そんなことはどうでも良ですね。私とてサイについて知ることは極めて少ない。ただただ、サイのピアノを直接に堪能できた僥倖に感謝するだけです。

ぴあで予約した席は何と最前列の右端。サイの手元は全く見えないが、ほぼ真正面から顔を眺めることの出来る位置。弾きながらの歌いとかペダルワークはしっかりと観察することができました。

リサイタルの感想は改めて書きましたが、ファジル・サイに完全にブチのめされた2時間でした。演目は御馴染みのと言っていいものでしたが、あまりといえばあまりなピアニズム。クラシックでありながらロックでありジャズです。三曲のアンコールを含め、脳内で数回は超新星爆発が起きてしまい、なすすべなしです。最後のアンコールが終わった後に、思わず「ブラボー」と叫んでいる自分に驚いてしまいました。

てなわけで、ミーハーにもサインの長蛇の列に並び、ガーシュインのCDにしっかりサインをしてもらいました。掲載した写真がそれです。全く40半ばの中年の行動とは思いがたい・・・

とにもかくにも大満足な思いで、奇怪なパルテノン多摩の建物を後にしたのでした。


2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    いつもCDやコンサートのお話を参考に、また楽しく
    拝見しておりましたが、今日パルテノン多摩の、
    しかも最前列右側にいらっしゃったとのことで、
    驚きのあまりコメント差し上げます。
    私もぴあで予約したところ第1列の右端。
    サイさんの素晴らしい表情と唸り…、いやいや演奏に、
    いつまでも拍手していたい気持ちでしたが、さすがに首は痛かったです(苦笑)。
    アンコール最後の曲についても、噂は聞いていましたが、
    まさかあれほどの演奏とは思いませんでした…。まるで、
    その場で即興で演奏しているように聞こえてしまいました。
    これから早速、Yukihiro さんのブログを参考にサイさんのCDを集めたいと思います!

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  2. Oogattaさん、早速のコメント有難うございます。
    隣に座られていたとは、全く奇遇ですね(^^)
    ��すっごいムカシにも似たような経験がありましたが・・・)
    確かにあので席は「首が痛く」なってしまい、休憩時間に首をグリグリ廻してリハビリしなくては、つらくて後半を耐えることができませんでした。ピアノについてはド素人ですが、おかげで曲調とペダルの使い方が何となく分かりました。
    アンコールはやっぱり期待通りに凄かったですね。拍手し続ければ、8曲くらいアンコールするのではないかと期待したのですが、ダメでしたね(^^;;;
    今後ともよろしくお願いいたします。いつか、どこかで見かけたら声かけてくださいな。では、また~。

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