2021年1月8日金曜日

米大統領選挙の結果

米大統領選の結果を審議する場は、とんでもない混乱となって終了しました。朝5時に起きてTwitterを確認すると、議事堂はすでにカオスとなっていました。前代未聞の珍事です。トランプ支持者が起こしたと暴動と報道されており、今後トランプ追放すべしという声が高まると思われます。



自分はトランプの全面的な支持者ではありませんが、今回の選挙不正はあったとする立場です。あるいは不正があったかどうかを、公的な場で審議すべきであると考えている、といった方が正しいか。不正疑惑についての選挙後の動きは全く納得できるものではないし、逆にそれゆえに疑惑が深まり確信に近くなりました。
最終的には、トランプらが主張していた不正選挙は葬られ、民主党による犯罪が暴かれることなく成立したと捉えています。民主党の完全勝利という結果に。

この日の動きは早すぎて、とてもではないが追いきれるものではありませんでした。大手メディアもまとめてくれていますが、自分の手でもいったんまとめておきます。間違いほかは後で追記してゆきます。

日経新聞による1月6日のまとめ
大揺れの米民主主義 議会占拠、バイデン氏「前代未聞」

米議員、大統領の罷免手続き開始へ圧力 共和党からも声


1月6日の上下院合同会議はは選挙の場ではなく、11月の選挙結果を審議する場で本来なら儀礼的な日です。しかし今回は6州の不正異議申し立てに対し審議ができる場でした。トランプサポーターが待ち望んでいた場であったわけです。

侵入の直前、選挙不正はなかったと説明するマコーネル氏に対して、共和党テッド・クルーズ上院議員が反論をし、ペンス副大統領が不正があったと主張する州からのスピーチを許可すると宣言したころであったらしい。
ペンス副大統領はその前に、大統領選の結果を左右する権限は持たないとTweetしていたことより、ペンス副大統領による判断はないと思われた。トランプ大統領もTweetでペンス副大統領を批判していました。

まさに、不正選挙があったことを確認しようとした矢先に、トランプ支持者とマスコミが報道する者やANTIFAやBLMとみられる者が国会議事堂に乱入し混乱状態に陥りました。その混乱の中で発砲が起き、女性一名が銃撃され命を落としました。


混乱の後、一旦閉鎖された議事堂において審議が再開され、最終的には異議申し立ては反対多数で棄却され、ペンス副大統領も今回の選挙結果を受諾し、議会によりバイデン新大統領が選出されました。

この暴動は、米大手マスコミは、ワシントンDCに集まったサポーターをトランプが煽ったために起こったと報じ、トランプが暴徒やサポーターに対し「家に帰るように」と促したTwitterやFacebookの投稿を削除、その後Twitter社はトランプのアカウントを凍結した。審議会に向けて、選挙不正や陰謀論まがいの発現をTwitterに投稿し続けていたリンウッド弁護士のアカウントも凍結されました。
トランプ支持者からは、Antifaは民主党の私兵であり、トランプ側の逆襲を防ぐために暴動を起こした、警察も大手メディア(CNNなど)も分かっていてそれを誘導し報道した、というようなTweetも多く流れました。


先日1月5日に行われていジョージア州上院選挙の残り2議席の決戦投票も、僅差で民主党が確保しました。これにより、50対50の議席数となったため、事実上上下院とも民主党が過半数を占めるに結果となりました。いわゆるトリプルブルー、民主党政権の誕生です。

大手メディはは一貫して、トランプや支持者の主張を根拠のないものとして、まともに扱おうとはせず無視し続けました。1月5日には、トランプがジョージア州務長官に「盗まれた票を探し出せ」と脅したとされる大統領の音声ファイルをワシントンポストがリークしました。これは1時間以上にわたる電話記録の数分間を切り貼りしたもので、トランプを陥れる印象操作的な記事でした。1月6日の暴動について、日本のメディアは、今までのトランプの選挙不正については、ほとんど扱わなかったにも関わらず、今回はいち早くNHKまでが、トランプ支持者が議事堂に乱入として大々的に報道ました。SNSなどで事情を知らない視聴者は、トランプ悪しという印象を更に強めることになりました。

トランプ大統領とリンウッド弁護士のTwitterは凍結されたため、Parlerにおいてリンウッド氏が、1月20日に大統領を譲ることになっても、自分はあきらめないという主旨のトランプの主張を投稿していました。

ナンシー・ペロシはその後、トランプを解任するために憲法修正第25条を発動し弾劾すべきだと述べているます。
反トランプの動きは、共和党内からも上がっています。

トランプ派が主張する、民主党の裏にいるディープステート(DS)、中国共産党(CCP)の存在、ハンターバイデンの疑惑、リンウッド弁護士が暴露し始めたエプスタイン疑惑など闇の部分は、世間一般では陰謀論とされています。どこまでが真実か確かめようがありません。いずれディスクローズされていくことを期待しています。

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