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2004年4月25日日曜日

無為な一日

久しぶりに仕事をしなくても良い土曜日、昨日友人と飲みすぎて何もやる気がしない。HMVのサイトをうろうろして以下の二つをネットショッピング。

  • レヴァイン指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団 プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》全曲
  • レヴァイン指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団 ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》全曲

  


レヴァインのワーグナーは《ジークフリート》《ワルキューレ》は既に入手済なのだが、《神々の黄昏》だけが店頭にもネット上でも見つからなくなってしまった、店頭で見つけたときに買っておくべきであったと後悔。

暇なので電車に乗って池袋のHMVへ(笑)。廉価版でも物色しようと思ったが、封を切っていない盤がいくつかあることを思い出し買い留まる。クラCDに関しては「プチ中村うさぎ」状態になりつつあることに気付き愕然。

東武の旭屋書店に行って、CLASSICAの飯尾さんが勧めていた糸井重里の「オトナ語の謎」を立ち読み。嫌になるほど「オトナ語」に染まっていることを再認識。雑誌「サライ」で白洲次郎の特集を見付けたので、つらつら斜め読み、いやはやカッコいいね。あとフラフラと適当に立ち読み、結局何も買わない。


東武メンズフロアで春もののジャケットやパンツを物色、今月は歓送迎会が多く散財しているので見るだけ、着るだけで早々に切り上げ。江古田に行って散髪、自動洗髪機というのが非常に快適。皿洗い機に入れられた皿になった気分。

帰りがけに本屋(またかよ)で、ロジェストヴェンスキーとゲルギエフの名前が表紙にあったので「MOSTLY CLASSIC」を購入。いつの間にか1000円になっているしDVDが付いていることに驚く、かつては無料配布の新聞だったのにな。帰ってから付録のDVDを観る。カラヤン/バッハ名曲集でカールハインツ・ツェラー氏が奏でる華麗なフルート(管弦楽組曲第2番「パディネリ」)に感動したが、他はつまらなくて途中で止めてしまう。

ツェラー氏の「パディネリ」でも微動だにしないアンブシュアに驚嘆し、しばらく練習していなかったことを恥じながらフルートの運指とか曲集を少し当る。久しぶりだと指とか首とかすぐ痛くなるのでうんざり。

読みかけの「イラク 戦争と占領」(酒井啓子:岩波新書)を取り出して読むが、やる気のおきないときは数十頁で眠くなる。

買ってから封を切っていなかったシャイーのマラ3を聴く、第一楽章の素晴らしさに呆然。

しかし相変わらずとてつもなく長いので途中で寝そうになってしまう(というか寝た)。レビュを書こうと思ったがマーラーは下手のことを書けないし、だいいち今日は何もする気になれない日だ。それでも、あまりのマーラーだなと思い、テンシュテット/LOPのマーラーを取り出して触りを聴いたりして納得した気になる。

という具合に、とてつもなく無為な一日でありました。

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