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2021年12月31日金曜日

2021年の終わりに〜分断と格差が拡大していく世の中、来年はグレート・リセットに向かうのか

2021年も終わろうとしています。

今年もなんだかんだで、コロナに振り回された年でありました。

自分的には10月で還暦を迎え、同時に定年再雇用となり、心境的にも少し身が軽くなった思いをしています。

個人の話はさておき、世の中を見渡してみますと、ワクチン接種が進み日本ではコロナが一見納まったかのように見えます。しかしオミクロン株の出現により、ワクチンの追加接種、新たな行動制限などが議論されています。(新型コロナの新規感染、世界で最高に 死者数は横ばい

ワクチンさえ打てば元に戻るのではないかという淡い期待は脆くも崩れ去りました。今の世の中が「元の世界」に戻ることはもう金輪際ない、ということを実感する年であったとも言えます。(時計の針戻すオミクロン型、コロナ終息に数年

ワクチンにより、渡航や移動、会合などに関する制限は緩和されました。しかし空港でのチェックや心理的なバリアーまでが消えたわけではありません。かつてのように自由な「移動」、人との「接触」に関して、いったん立ち止まって「大丈夫か?」と考えることを意識、無意識にかかわらず強いられます。世界は強制的に「新しい生活様式」を受け入れざるを得ず、もしかすると更に大きな変革である「グレート・リセット」に向かうのかもしれません。(人生の半分「バーチャル生活」 人類の進化か退化か データの世紀 グレートリセット(下)

ワクチンを打つ人たちと、いまだワクチンを打たない人たちに、大きく分かれているという現実もあります。これを「分断」とまで言うのかどうか。(経済社会の変化を読み解く 猪木武徳・大阪大学名誉教授

今後、ワクチンを接種しても新たな感染が止まらない事態が生じた場合、人々は「ワクチンが効かないから」とは考えず、「ワクチンを接種していない人が感染を広げている」という具合に考えるかもしれません。

ワクチンを打ち続けること、行動を監視されることを自らが望むことを通して、今後の社会と自由を維持することを許容せざるを得ないのでしょうか。ワクチンを打って常時監視されている中での「自由」とは何なのでしょう。(世界標準のワクチン証明書に 藤田卓仙氏

SNSでも、反ワクチン、反体制などの有害な情報に対する監視が強化されています。人心を惑わすような、根拠のない、でたらめな、荒唐無稽ともいえる「陰謀論」を野放しにするわけにはいきません。そこには言論の自由も信教の自由も許されません、非科学的で間違った危険思想なんですから。(不適切投稿、日本では対策不備 SNS巡りメタ内部文書

不安定な世の中でありながらも、株価は高値が維持されています。これにより更に貧富の差は拡大しているようです。ここでも「分断」が進んでいます。株高は各国の中央銀行によるQE(Quantitative Easing:量的緩和)によるものです。このシステムが破綻せずにいつまで続くのかは誰も分かりません。物価上昇からQEを制限するような動きもあり、ここも注目が必要です。(NYダウ最高値、「下げない米株」 22年は見方割れる)(コロナ下で世界株高 時価総額、伸び最大の2000兆円

中国が穀物備蓄を増やしているだとか、仮想通貨を推進するだとかの報道も目にします。中国共産党やロシアも来年どうなっていくでしょう。(世界の穀物、中国が買いだめ 過半の在庫手中に

なんとも歪な世の中です。人によっては、今はもはや「戦時中」であると言う人もいます。(コロナショックの帰結は「第三次世界大戦」の戦時経済回帰 -市場メカニズム低下と政府機能拡大で全体主義も【高田レポート】

戦時なのかだから、個人の行動が何らかの制約を受けても仕方がないのだと。戦時中であるならば、国家は、私たちは、何と向き合って、何と闘っているのか。相手はコロナか、中共か、権力者か、あるいは。

ここのブログはクラシック音楽やアートなどに個人的に興味のある話題を記録しているもので、国際情勢やら政治を議論する場ではありません。来年も、音楽やアートを十分に楽しむことのできる世界、環境であることを願って、本年最後の書き込みとします。

皆さま良いお年を。

2021年末

Kazaみどり:もう年末なのね、早いわ〜一年経つのが。いやだわ、齢をとるのは。大掃除まだ終わっていないし。

Hiyoriみどり:昨年末から年初は、個人的な関心事アメリカの大統領選挙一色だったわ。こうしてみると1年で随分と景色が変わっている。流されるか、気づくかで、その後の生き方も変わってくるわよ。まあいまはグタグタ考えずに、お正月の準備することね。

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