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2021年4月16日金曜日

クルレンツィスのショスタコーヴィッチ交響曲第14番

これはキビシイ音楽。マーラーの大地の歌の方が、まだ希望があるかも。





この曲が作曲されたのは1969年、初演も同年、ルドルフ・バルシャイ指揮で、モスクワ室内管弦楽団、ガリーナ・ヴィスネフスカヤ(ソプラノ)、マルク・レシュテイン(バス)で行われています。バルシャイによる初演も録音として残っています。



ショスタコーヴィッチは62歳、この頃は、ポリオに加え重い心臓疾患にも悩まされて、死を意識して書かれた曲と言えます。とにかく救いようもなく暗い歌詞と音楽。

歌詞は以下のサイトで、参照できます。


無調、12音技法など用いたショスタコーヴィッチの傑作と評する人もいますが、改めて聴きたくはありません。

クルレンツィスの演奏はガット弦にビブラートをおさえた古学奏法らしく、それがまた漠とした響きを出していて、なかなか凄みがあります。

クルレンツィスとムジカエテルナは古典作品よりも、こういう作風にこそ演奏スタイルあっているのではと思ったりしたものです。


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